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・ 蕎麦屋への想い ・ |
私が蕎麦を美味しいと思うようになったのは蕎麦を打ち始めてからであった。
それまで美味しい蕎麦を食べたことが無かったのではないかと思う。
麺類は小さい頃から大好きであったが、若い頃は食事の対象として蕎麦屋はまったく念頭に
無かった。値段は高いのにお腹はいっぱいにならない所と考えていた。あまりお金持ちでなかったのも原因であろう。
それが自分で蕎麦を打つようになり、美味しいと感じ、奥深い食べ物であることに気が付いたのである。
それ以来こんな美味しい蕎麦を皆に食べてもらいたい。 子供のときから美味しい蕎麦を食べて本物の蕎麦を覚えてもらいたい。 蕎麦屋をやるなら価格は安く、誰でも入りやすい、美味しい手打ち蕎麦を食べさせるお店にしたい。 こんな想いから、蕎麦屋をやってみたいと思うようになった。 我ながらつくづく短絡的な発想である。 |
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